KEI SHIMABUKURO

町への想い安心・安全な住みやすいまちづくりの提案を

幼少期の思い出と本部町の原点

私、島袋 恵は、本部町という港町で育ちました。幼い頃、渡久地港の美しい海が私の遊び場でした。透き通った水面、豊かな自然、そして温かい人々に囲まれて過ごした日々が、今の私の原点です。

時代の変化と新たな可能性

しかし、時代の変化とともに、本部町の海や街並みには課題も生まれています。一方で、観光地としての魅力が広く知られるようになり、新たな可能性が広がっています。私はこの本部町が、地域の伝統を守りながらも、生活と観光と調和する「安心・安全で住みやすいまち」として未来に続く姿を提案していきたいと考えています。

具体的な提案と前進への決意

その実現のために、これまで進みにくかった政策を具体的な「提案」にして、一歩ずつ確実に進めていきたいと強く思っています。本部町の皆さんと共に、地元の声をしっかりと受け止め、地域の魅力を引き出しながら、未来に向けた新しい取り組みを進めていく覚悟です。

目指す未来の本部町

私の目指すまちは、「安心して子どもたちが育つ環境」や「高齢者が笑顔で暮らせる街づくり」が実現する、本部町ならではの温かさと活気に溢れた場所です。そして、地域全体が一つとなり、観光と地域住民の暮らしが共に発展する未来を作りたいのです。

キャッチフレーズに込めた思い

キャッチフレーズである「安心・安全な住みやすいまちづくりの提案を」を胸に、皆さまと共に歩んでいけることを心から願っています。

提案の骨子新たな可能性を具体化し、未来へ繋ぐために

本部町の原点を未来へ

私が幼少期に感じた、本部町の美しい自然や人との触れ合いの温かさは、かけがえのない財産です。そのすばらしい環境や地域の絆を、次の世代にもしっかりと残したいと強く願っています。都会とは違う豊かな自然の中で遊び、心豊かに育まれる経験を絶やさずに受け継ぐためにも、先人たちが築き上げてきた「武本部(もとぶんちゅ)の気概」を大切に守り続けたいと思います。
政治の中心地でもあった本部町の原点を改めて掘り起こし、みんなで振り返ることで、温故知新の精神を生かしながら過去と未来をしっかりと結びつけていきたいと考えています。

生活と観光、環境が調和する新たな可能性

これまで本部町は、海からの恩恵によって大きく発展してきました。60年前から大浜沖が掘削され、その土砂が渡久地港にも利用されるなど、地域の発展には常に海の恵みが欠かせませんでした。今後も、生活と観光、そして環境のすべてが調和するまちづくりをめざしながら、新しい可能性を追求していきたいと思います。
インフラ整備など役場が取り組むべき最低限の施策をしっかりと進め、観光地としての魅力と住民の生活の質向上を両立させることこそが、本部町の将来を支える鍵になると考えています。

具体的なインフラ整備への提案

まず重要なのは、住民の皆さんが安心して暮らせる生活環境を整えることです。道路整備の遅れによって家を建てられないという声があるように、現状の建築基準を満たすためには道路幅を4mに広げるなどの具体的な対策が必要です。また、水道管を含む上下水道は老朽化が進み、約50年が経過している部分の修繕や更新が急務となっています。
新築や増改築を行う際にも、僻地に住む住民との不平等が生じないよう、公共インフラ整備を徹底的に見直し、すべての人が安心して暮らせる環境を作り上げたいと考えています。

観光と環境の両立

観光の街として、今後さらに発展していくためには、美しい海と自然環境を守ることが不可欠です。雨水側溝や排水の整備を工夫し、海や河川に直接汚濁水が流れ込まないような公共事業への転換を提案します。陸上からの汚れが海に流れ続ければ、観光資源としての海を損なうだけでなく、未来の本部町を支える大切な財産を失うことになりかねません。
海の恵みへの感謝を忘れず、観光と環境保全を両立させる取り組みを積極的に進めていきたいと思います。

水産業教育の誘致と発展

本部町は伝統的に港町として漁業が盛んで、戦後間もない時期には町内に「水産学校」が存在していました(現・県立沖縄水産高等学校)。
水産業の技術と知識を身につける教育機関として機能し、多くの人材を育んできた歴史があります。
こうした水産業のルーツを生かすためにも、海洋資源や海洋研究の最先端に触れられる高等教育機関を誘致し、漁業だけでなく観光・環境保全など幅広い領域の人材育成に力を入れたいと考えています。
水産業のさらなる発展を目指し、未来の本部町を支える大きな柱として、海洋系の学術・研究の拠点づくりを推進していきたいと思います。

福祉・教育の充実に向けて

これからの本部町を考えるとき、医療や福祉、そして教育の充実は避けては通れない大きな課題です。観光文化の町としての発展を基盤としつつ、住民の皆さまの健康と安心、子どもたちが学び育つ環境をしっかりと整備することで、町全体の活力が高まります。経済や観光が活性化すれば、その税収により医療・福祉・教育という生活の根幹を支える施策にも積極的に取り組んでいくことができます。経済の発展を起爆剤にして、皆さんが共に暮らしやすい本部町を実現していきたいと思います。